Arduino

ArduinoをUbuntuで動かす方法

Arduinoというマイコンが人気だ。

イタリア生まれのこの小さなコンピュータを使うと、ハードウェアの専門的な知識がなくても、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせたシステムのプロトタイプが簡単に作れてしまう。

Arduinoは、もともとはメディアアートの世界から広がったという。

作品に使うハードウェアをエンジニアに発注しても欲しいものが出来上がってこないことに困ったメディアアートを専門とする人々が、それなら自分たちで作っ てしまおうと始めたプロジェクトが、Arduinoの始まりだそうだ。

このため、プログラミング言語やハードウェアの扱いが従来より格段に簡単で、サンプルも豊富にある。道具の使い方を習得するのに多くの時間をかけるのではなく、アート作品の創造にこそ集中したいという思想だ。この考え方は、ソフトウェアを工芸品と考える流派のソフトウェアエンジニアにも共感できる。

そのArduino互換マイコンが付録についているというので、大人の科学Vol.27を取り寄せてみた。

付録についてきたのはJapaninoというArduino互換マイコンだ。

Arduinoには、使いやすいソフトウェア開発環境が標準で用意されていて、Windows版だけでなく、MacOSXやLinux版もある。

他の同種のマイコンの多くはWindows版しか開発環境を用意していないが、ArduinoにはMacOXS版やLinux版も用意されていることが強みの一つだという。

ところが、大人の科学本誌では WindowsとMacOSXについての記述はあるが、Linuxに関する記述がない。

そこで、Ubuntu10.04でArduinoを動かす方法を調べてみた。以下がその手順だ。

1. Linux用Arduino開発環境の準備

Arduinoのサイトから開発環境をダウンロードする。 

2. SunのJDKの準備

Ubuntu10.04 で標準のOpenJDKではArduinoIDEのメニュー表示に不具合があり、使えない。このため、SunのJDKをインストールする。

$ sudo add-apt-repository 'deb http://archive.canonical.com/ lucid partner'

$ sudo apt-get update

$ sudo aptitude install sun-java6-jdk 

3. Atmel AVR開発環境の準備

Synapticパッケージマネージャで下記をインストールする。

  • avrdude
  • binutils-avr
  • avr-libc
  • gcc-avr

4. JapaninoをUSB接続して動作確認

サンプルのBlinkが動くことを確認した。

これで、Ubuntu10.04からArduinoを動かせるようになる。

サンプルコードを参考にして、短いスケッチ(Arduinoではソフトウェアをこう呼ぶ)を書いてみると、LEDをつけたり消したり、スピーカーから音を鳴らしたりできる。

Arduinoに各種のセンサを取り付けて、気温や湿度などの環境のログをとったり、そららの環境に反応するソフトウェアを作ることも簡単だそうだ。

こんなに簡単にマイコンを動かせるとは驚いた。

メディアアートの世界の人々だけでなく、ソフトウェアエンジニアにもお勧めのマイコンだ。

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