« 扇風機クオリティー | トップページ | ソフトウェアを使って、人間関係の面倒なことを解決することができるのか? »

ソフトウェア品質保証

SQA

一般にほとんど知られていないこの言葉は、

Software Quality Assurance(ソフトウェア品質保証)の略語だ。

この言葉は、

一般にほとんど知られていないどころか、

企業のソフトウェア開発部門でも知られていないことも多いし、

その言葉を使っていても、

その定義は使う人によってバラバラ、

というのが実状だと思う。

どうせバラバラなのなら、早く言ったもの勝ちなので、

私も一言言ってみる。

ソフトウェア品質保証とはテストのことである。

と。

そして、

ソフトウェアに品質管理の考え方や手法は摘要できないぞ。

と。

それにしても、

ソフトウェアの品質管理ができるなどという勘違いをしている、

ソフトウェア品質保証部門や、

ソフトウェア開発部門や

ましてや経営層の人々の、

なんと多いことか。


ネジや電気回路といった、

同じ設計に基づいて、同じ製造過程が繰り替えされる場合には、

品質管理の考え方や手法は有効だろう。

しかし、

ソフトウェアはいつも一品生産で、

製造と呼べるのは、

CDーROMやDVDーROMに焼くときぐらいだ。

あえて言えば、

そう。

ソフトウェアは工業製品ではなく、美術品あるいは工芸品だ。

しかし、美術品や工芸品にも品質保証はある。

それは、いくら美しい工芸品でも、

簡単に形が壊れてしまったり、

塗装が剥げてしまっては、

その価値が損なわれるからだ。

だから、そうならないようにテストをする。

テストの目的は何か?

バグを見つけることだ。

ここが分かっていない人は多い。

ソフトウェア品質保証部門の人も、

ソフトウェア開発部門の人も、

等しくわかっていないことが多い。


そこが分かっていないので、

「何項目テストして、何項目バグを見つける」

というような指標値を、ソフトウェア品質保証部門の人がつくり、

ソフトウエア開発部門の人は、

「何項目テストして、何項目バグを見つけたからOKでしょう?」

と同意を求めてくる。

そこが間違いだ。

数字にはそれほど意味がない。

むしろ欲しい説明は、

「ソフトウェアのこの辺りに、バグが潜んでいる可能性が高いので、

それを確かめるために、こんなテストをしたところ、

これだけのバグが見つかりました。

他にも同様のバグが、

あそことか、そことかにあると思ったので、

こんなテストを追加したところ、

案の定、これだけのバグが見つかりました。

もうないと思いますが、

念のため、

リスクとして管理しておきます。」

というような説明だ。

数字にそれほど意味はない。

重要なのは、バグをみつけるテストのモデルだ。

この「ソフトウェア品質保証とはテストのことで、テストはバグを見つけるために行うのだ」

という文章は、

実に簡単だが、

実は、

私自身、つい最近になって、たどり着いたアイデアだ。

しかし、

この文章は、とても潔く、清々しいので、

気に入っている。

では最後にもう一度。

「ソフトウェア品質保証とはテストのことで、テストはバグを見つけるために行うのだ」

|

« 扇風機クオリティー | トップページ | ソフトウェアを使って、人間関係の面倒なことを解決することができるのか? »

ソフトウェア品質保証」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1286769/40757899

この記事へのトラックバック一覧です: ソフトウェア品質保証:

« 扇風機クオリティー | トップページ | ソフトウェアを使って、人間関係の面倒なことを解決することができるのか? »