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2011年1月

品質保証の見学会は、思いつきだけで催された。

世の中には、一見無意味に見えることでも、
見方を変えればそれなりに意味がでてくることがある。

先日、あるソフトウェア開発企業の、品質保証の状況を見に行ったのだが、
そこで見聞きしたことも、
そんな、一見無意味に見えるわりには、そこそこ面白かったことの一つだ。

もともと、その見学話は、ある管理職の思いつきから始まった、
本当に誰の得にもならないような、
いやむしろ、準備のために、いろいろな人たちの手を煩わせるだけの、
本当につまらないことだったのだ。
よくこんなつまらないことを思いつくものだと、つくづく感心する。

実際、見学会(審査会という名前がついているのだが)で配られた資料や、
その場での説明は、特に目新しいことはなく、通り一遍のものだったのだが、
思いのほか沢山の人が出てきてくれて、大げさにしてくれて、
こんな会に、そこまで準備してくれて申し訳ない、というものだった。

いくらつまらない会でも、誰も発言しないと気まずいし、
いろいろ準備してくれている、相手の会社の人々にも失礼なので、

とりあえず、日頃自分の組織のソフトウェア開発部門に聞いていることや、
調べていることや、気になっていることを、いくつか聞いてみたりした。

そんな見学会は、他にもいくつかの会社で催されたのだが、
会に出席していると、いくつか面白いことに気がついた。

まず、当たり前だが、どこの会社も問題があるという話はしない。
どこも「上手くいきました」としか言わない。
こちらが、失敗したことも知っているのは明白な場合でも、「上手くいきました」という。

つぎに、ちょっと専門的な話をした場合に、
こちらの意図をくんできちんと答えられる人が、どこの会社にも一人はいる。
もしかしたら二人いるかもしれないが、三人はいない。

また、つっこまれると、ムキになって否定したり、
「どこの会社でもやっている」というような無茶な言い訳を必死にする人がいる。
そんなのは、中間管理職に多い。

あと、緊張しているのか、説明するときに声がうわずってしまう人もいる。
開発リーダクラスか。
その緊張している人を横からサポートするサブリーダはなぜか落ち着いている。
良いコンビなのだろう。

それから、雰囲気がわるくなったときに場を和ませる役の人や、
話題を変える役の人もいて、
会議進行システムとして、そういう人たちも必要なんだろうな、と思う。

まぁ!

そんな感じで、結構楽しめた。

ソフトウェア開発に携わっている人には、
いつも真面目に仕事をこなしている人が多いと思うけれど、

たまには誰かの思いつきに乗っかって、

その思いつきを楽しんでみるのも、

良いのかもしれない。

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