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変わる世界

OTTAVAというインターネットラジオ番組がある。
PCでも聴けるし、iPhoneでも聴ける。

朝夕の電車の中ではiPhoneで聴き、夜にはPCで聴いている。

基本はライブだが、聞き逃したり、もう一度聴きたいときにオンデマンドでも聴けるのが良い。

クラシック音楽専門の放送だが、曲紹介や音楽情報、リスナーからのメール紹介など、気の利いたトークも楽しめる。
とりわけ夜6時から10時までのconbrioはお気に入りで、ディレクターの斎藤さんの軽妙な語り口が心地よい。

そう言えば、同じインターネット放送のお天気番組であるSOLIVE24もよく視ている。
この番組を見ていれば、お天気だけでなく、交通情報もよくわかる。

SOLIVE24はYouTubeで、OTTAVAは番組サイトで、それぞれオンデマンドでも利用できる。
この、オンデマンドは従来のテレビやラジオにはなかった強みだ。

テレビ以外の放送メディアは、一昔前ならラジオ、少し前ならワンセグだったが、いよいよインターネット放送の時代に入ったように思う。

放送とインターネットの融合は、かなり以前から目指されていたことで、一時はちょっとしたブームのようになっていた。
しかし、最近は落ち着いており、世間の話題になることもなくなっているのだが、前述のOTTAVAやSOLIVE24のように静かに日常に溶け込んでいるのをみると、ようやく目指した世界が実現しかけたのだなと感じる。

もちろん、その世界を実現したのは、インターネットの普及、PCやモバイル端末の普及、通信技術の進歩、通信料金の低下、そしてソフトウェア技術の進歩であるのはいうまでもない。

その一方で、radikoのように、せっかくインターネットのプラットフォームにラジオを載せながら、視聴エリアを限定するといった愚かな行為をしてしまうこともある。

こう書いていて思い出すのは、YouTubeが登場したころの日本の反応だ。

当時の役所やテレビ局は、その技術が切り開く新しい世界ではなく、著作権が侵害されるという問題ばかりを強調して騒いでいたように記憶している。

日本の役所は、新しいメディアは自分たちがコントロールしたいと望んだのだろうし、テレビ局は自分たちの既得権益を脅かす黒船として、YouTubeを見ていたのだろう。

しかし、結果がどうなったかは明白だ。

YuuTubeはすっかり生活の一部になったし、今では個人がライブ放送まですることができる。
ブログによる個人での情報発信はさらにリアルタイム性をたかめ、インターネットでのちょっとしたつぶやきが世間に大きな影響を与えるような、そんな世界になった。

もちろん、こんな世界でも役所は情報規制を試みることはできるし、テレビ局も新しいメディアに圧力をかけることを試みることもできる。

だが、そんな試みにどの程度の効果があるというのだろうか?

どれほど情報規制を試みても、わずかな穴から情報は流れ出る。

圧力をかけるといっても、一体誰に対してかければよいのだろう。
誰かが大メディアに屈したとしても、また別の誰かが時計の針を進める。

この流れはもう止めることはできない。

インターネットとソフトウェアが、新しい世界を切り開こうとしているのだ。

世界は変わる。

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