« SQLiteは軽快なデータベースシステムだ | トップページ | 開発プロセスモデルの使い方 »

ソフトウェア品質保証の仕事

ソフトウェア品質保証の仕事を、北風と太陽の寓話に例えて、開発部門に規則を強制するのではなく、規則を守るメリットを伝えて納得してもらう「太陽」のようなやり方をした方が良いという人がいる。

しかし、それは間違った考え方だ。

最初の間違いは、北風と太陽の寓話は「状況によって手段を臨機応変に変えるのが良い」という話であり、必ずしも「太陽」のやり方が良いという話ではない。

次に、規則は守っても守らなくても良いものではなく、守らなくてはならないものだ。開発部門が納得しているかどうかは関係ない。

例えば「飲酒運転はしてはいけない」という規則に納得できなければ、規則を無視して飲酒運転しても良いのか?

あるいは「人のものを盗んではいけない」という規則に納得できなければ、規則を無視して窃盗しても良いのか?

規則が存在する社会で、そんなことはありえない。

それらと同様に、ある組織がソフトウェア開発の規則を定めていれば、開発部門がそれに従うのは当然だ。

品質保証部門は、開発部門が規則を守っているかどうかをチェックし、守っていなければ強制的に守らせなければならない。

証拠調べを徹底して行い、開発部門の間違いを探し出して、その間違いを正す。

それはちょうど、会計監査部門の仕事と同じだ。

会計監査部門の仕事なら、冒頭の「北風と太陽」になぞらえる人はいないだろう。

ソフトウェア品質保証も会計監査と同様、組織が規則違反を犯すことで破綻するのを、未然に防ぐ仕事だ。

今一度、品質保証部門の責任と権限をきちんと考えたい。

★WOZ★

|

« SQLiteは軽快なデータベースシステムだ | トップページ | 開発プロセスモデルの使い方 »

ソフトウェア開発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1286769/34402931

この記事へのトラックバック一覧です: ソフトウェア品質保証の仕事:

« SQLiteは軽快なデータベースシステムだ | トップページ | 開発プロセスモデルの使い方 »